2014年1月アーカイブ

皆さん、こんにちは。

先日、ギャラリー洛中洛外のHPの「作家インタビュー」のコーナーに掲載するための工房訪問に同行してきました。

作家さんは木村宜正さんです。

 

宜正さんの工房は京都の北、岩倉の木野という所にあります。

緑が多く静かでいい所です。

 

宜正さん1.JPG 

 

 

 

  

 

 

 

工房内でインタビューに答える宜正さん。

 

宜正さんは1968年にここ、京都岩倉に生を受けられました。

 

お父様は陶芸家の木村盛伸さんで、お兄様も陶芸家の木村展之さんです。     木村展之さんはギャラリーでもおなじみの作家さんです。

 

ご自宅も仕事場も一緒だったそうで、小さいころから遊びといえば、土を捏ねて色んなものを作っていたそうです。

陶芸には自然に親しみ、将来は陶芸家になるということも自然な流れだったそうです。

 

 

宜正さん7.JPG

 

小学3年頃に作ったという陶器のお面を見せていただきました。

すごく迫力がありますね。

指跡も残っており、宜正さんが楽しそうにこれを作っておられる様子が伝わってくるようです。

 

 

以前にこの作家インタビューでも取り上げた竹村繁男さんはお父様の木村盛伸さんのお弟子さんだったので、宜正さんは小さい頃から竹村さんに土の捏ね方や菊練りなどを教えてもらっておられたそうです。

小学生くらいからそんなことをされていたなんてびっくりしました。

 

そして高校を卒業されてからろくろの学校(京都府立陶工高等技術専門学校)に入り、一年間勉強してすぐお父様の工房で作陶の道に入られました。

ろくろの学校へ行ってから釉薬の学校(京都市立工業試験場)に行く人も多いのですが、宜正さんは成形が一番好きで早く陶芸の道に入り、実際に作りたかったそうです。

 

成形が一番好きだというお話を聞いてなんだかすごく意外な気がしました。宜正さんの作品といえば釉薬の幅がとても広いイメージがあります。

なので釉薬の色を作りだすことが一番お好きなのかと思っていたのですが‥。

 

もちろん、実際に作品を作るようになってからは釉薬の質感や色目も重要な要素だと実感し、釉薬に対しても色々と研究を始められました。

釉薬の色目について気をつけていることはパッと見てきれいに見える色、そして派手すぎないように、個性がきつく出ないようになどを考えて作っているそう。

 

宜正さん作 盃・ぐい呑

(左前から)黒燿天目・紅彩天目・瑠璃天目(左後ろから)油滴天目・朝鮮唐津

 

宜正ぐい呑2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラリーにある宜正さんの盃とぐい呑を集めてみました。

5色それぞれに色に深みがあり、美しい存在感のある作品です。

宜正ぐい呑最新.JPG 

 

 

皆さん、こんにちは。

以前にもお伝えしたかと思いますが‥

ギャラリー洛中洛外の外観は屋根の修理のために、今こんな状態になってます。

 

 

2014工事中.JPG 

ちょっと入りにくくてご不便をおかけしますが、あと数日でこの修理も終わると思います。

 

 

 

 

 

 

 

店内は変わりなく営業しておりますので、どうぞお越しくださいませ。

 2014テーブル.JPG

皆さん、こんにちは。

今日はギャラリー内のディスプレーを新春から春の装いに変えました。

うつわだけでも春にしてみると、何だか本当に春の季節が来たようで少し嬉しくなってしまいました。

桜☆2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、ここギャラリー洛中洛外でもう15年ほど働いている私ですが、毎日の生活の中でも使っているうつわはほぼ京焼で、自分でコツコツためてきたものを使っています。

ギャラリーの作家さんのものもいくつか使っています。見ているだけより、使うことによってより身近に感じ、お客様にも実感を持っておすすめできます。

家で食事をするのは主に朝と夜ですが、気に入ったうつわで食事が出来る喜びを日々感じています。

おおげさだとお思いでしょうが‥

 

そんな当たり前のことができない出来事が昨年の暮れに起こりました。

急な体調不良から入院生活を余儀なくされたのです。

今は元気になり、前と変わりない生活を送っています(ご心配なく)。

 

ただ、10日間に及ぶ入院生活中、食事がとりわけ味気ないものでした。

一人で病室で食べるということもさることながら、食器が全てプラスチック製(メラミン)だったんです。

もちろん、病院で使われる食器としてそれが当然で、陶器なんて使えないことはわかりますが‥現実に体験してみると結構な違和感がありました。

 

ただ、その中で唯一救いとなったのは持って行った京焼のマグカップ!

お茶を入れたり、食後のコーヒーや紅茶を飲む時に大活躍でした。

人の手で作られたモノがこんなにも人の気持ちを和ませるなんて、初めて心から実感しました。

人の体温に近いというか本当に暖かい空気が周りに漂っているようなそんなことを感じました。

 

もちろん、病院の食事は栄養的にもバランスが取れているし、味も結構美味しかったと思います。でも‥やっぱり食事ってうつわも本当に大事なんだなあと身を持って知りました。

 

病院メニュー.JPG

 

 

 

  

 

 

 

 

ある日の病院メニュー。この日はちらし寿司でした。(結構美味しそうでしょ)

中央奥が京焼の桜のマグカップ!このうつわにどれだけ慰められたか‥

今もこのマグカップを使うと入院生活のことを思い出します。。

健気にがんばってくれたこのマグカップをこれからも大切にしていこうと思っています。 

 

皆さん、こんにちは。寒い日が続きますね。冬将軍が居座っているようです。

私は先日、北野天満宮に行ってきました。

北野天満宮は菅原道真公をおまつりしている神社で学問の神様として有名です。

そうです、上の子が今年受験生なんです。

北野さん1.JPG1月なので午の絵馬が掲げられています。

ここをくぐって本殿へ行ってお参りをし、お守りを買いました。

 

 

 

 

北野さん2.JPG北野さん3.JPG

 

 

 

 

 

 

北野天満宮の境内には牛の像が数多くあります。

牛は道真公にゆかりが深く天満宮のお使いと言われています。

 

なでるための牛もあって頭をなでるとかしこくなるそうです。

うちの子もなでていました。

北野さん4.JPG北野さん5.JPG

 

 

 

 

 

 

 

お参りのあとは北野さん名物「長五郎餅」を買って頂きました。やわらかくて美味しかったです。普段和菓子をあまり食べない下の子が2日で6個も食べました!(大丈夫か‥)

 

さて‥学問の神様にもお参りしてなんだかスッキリしました。あとは本人の努力のみ。

母は何もしてあげられませんが応援してます。頑張って?。

そして全国の受験生の皆さんもあと少し頑張って下さいね?。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

毎日寒いですね。寒いけど‥私はどちらかというと冬が好きです。温かいお風呂が心地いいのや温かい食べ物、飲み物が美味しいのはやっぱり冬ならでは。

皆さんはどうですか?

 

さて‥ご報告です。

ギャラリー洛中洛外では屋根の修理をすることになりました。今日からそのための足場を組む作業が行われています。

足場1.JPG(ギャラリー東入口)

足場2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

(ギャラリー西入口)

 

 

今日の時点でギャラリーの外観はこんな感じになりました。

今後まだまだ足場で覆われることと思いますが‥

 

ギャラリー洛中洛外は変わらず営業してます!     

(お休みじゃないです)

 

屋根の修繕は2週間くらいかかるそうです。なのでその間こんな感じです。

ちょっと入りにくいとは思いますが変わらず開けてますので、皆様安心してお入り下さいませ。

‥以上、ご報告でした。

 

 

お伝えするのをうっかりしていました‥昨年の9月ごろに作家さんのインタビュー取材同行記を書きました。

( 工房訪問記西岡義弘さん

工房訪問記番浦匠さん

が、その後HPの作家インタビューのコーナーにアップされた旨をお知らせするのを忘れておりました。

ごめんなさい。。

やっぱりプロのライターさんとカメラマンさんによる記事は違うなあ・・としばし感嘆した次第です。

同じように話を聞いていたのに、プロにかかるとこんなにわかりやすくメッセージのある文章になるんですね。

作家さんの人となりやどんな思いで作陶されているかが本当によく伝わってきます。

 皆さんもぜひご覧になって下さい!

西岡義弘さん作家インタビュー

番浦匠さん作家インタビュー

皆様、新年明けましておめでとうございます!

今年もギャラリー洛中洛外をどうぞよろしくお願いします♪

 

ギャラリー洛中洛外は元旦から営業しております。元旦からお客様も来ていただき、ありがたいです。

ギャラリーでは今「酒器百撰」の催事をしています。

 

今年の干支の盃や‥                         

2013酒器1.JPG2013酒器5.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色んな作家さんたちの酒器がたくさん並んでいます。

 

 

その他にお正月だけの特典として「福袋」も販売しており、毎年ご好評を頂いています。(店頭販売のみ。数に限りあり)

5日まで。

 

 

さて今年は午年。飛躍の年です。

北野天満宮☆絵馬.jpg今年はきっと何事も午く(うまく)行く年になります。

そして皆様にとって幸多い年になりますように‥

 

 

 

 

↑2014年北野天満宮の絵馬。

 

 

 

 

ギャラリー洛中洛外

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